読書した時間を無駄にしない方法

新社会人で読書を始めた方は多いと思います。

私もその一員です。スキマ時間を活用して読むことが多くなりました。

しかし、せっかく読んでいるのに、すぐに内容を忘れてしまっているなとふと思いました。

これでは、読書の時間が無駄になっている、、

そこで、内容を忘れない読書の仕方を学ぼうと手に取った本が、

「読んだら忘れない読書術 ~樺沢 紫苑~」でした。

 

脳は重要な情報を覚える傾向にあります。重要な情報だと思わせるためには、その情報を何度も利用することが大切です。つまり、アウトプットを繰り返すということです。

その方法として紹介しているのが

①本を読みながらメモを取る、マーカーでラインを引く

➁本の内容を人に話す。人に勧める。

➂本の感想や気づき、名言をFacebookTwitterでシェアする。

Facebookやメルマガに書評、レビューを書く。

 

でした。

➀に関しては、脳は「字を読む作業」と「手にペンを持って線を引く作業」を全く違う領域で処理するため、より脳が活性化するそうです。

自分が受験生の時に使っていた参考書を見ると書き込みがたくさんあり、いい意味で汚いノートと言えるでしょう。つまり、覚えるためには汚いノートにすることが大切です。無論、ノートをドブに落とせと言っているわけではありません。

 

➁から➃の内容に関しては、内容を説明、議論できるレベルに達していないとできないことです。

内容を説明、議論できるようになろうと意識して本を読むことが大切です。

また、②から➃の内容はすべて第三者が関わることです。なので、本を読むことに緊張感が生まれるという効果も期待できます。

ここまでが、本の内容をどのようにアウトプットしていくかでした。

ここからは、インプットの方法を紹介していきます。

 

➀スキマ時間を有効活用する

スキマ時間というと時間が短くしか取れません。しかし、人間は制限時間があると集中力がアップします。ウルトラマンはものすごく集中できているということです。

また、初めと終わりでもっとも脳は集中することも知られています。

➁睡眠を大切にする

睡眠には頭の中を整理するという役割があります。そのため、読書に限らず、寝る前にインプットすると、朝起きた時に意外な着想を得ることが出来ます。

➂本の読み方を工夫する

本を読むときに最初から読むのではなく、目的地をはっきりとさせるために、自分の知りたいところから読む。そのことで各カテゴリーの読み方、つまり精読するのか速読するのかを決めることが出来ます。

また、本全体の構成も知ることが出来ます。

➃自分の能力よりも少し難しい本を読む

人間の脳は自分の能力よりも難しい内容に取り組んでいる時にドーパミンが分泌され、集中力がアップします。

➄本の選び方を工夫する

この項目に関しては、面白い内容が多いため長くなります。

1、本の難易度を意識する

どの本にもレベルが設定されています。そのレベルと今の自分のその分野での知識量を比較して本を選びます。簡単に言えば、入門問題から応用問題に段階を踏んで本を読もうということです。

2、偶然の出会いを大切にする

セレンディピティという、何か探している時に別の価値あるものを見つける能力や才能が人にはあります。

自分の関心の幅を広げておくことが大切です。

3、直感を信じる

どうやって本を選ぶのかは最終的には直感力だと言います。しかし、直感力を鍛えるには日頃から多くの本に触れることが大切であると思います。

4、広く、深く本を読む

自分の関心を広げるために様々な本を読み、「ここだ!」と思ったところは徹底的に本堀りしていくことが大切です。

 

これが、樺沢さんが紹介していた読書術の概要です。

書く力も向上、ストレスが軽減する、人の成功談や失敗談を参考にすることができ自分の挑戦の糧になるなど、読書にはたくさんのメリットがあります。

私自身、これからの読書を続けていきたいです。