波平

なぜマイナス掛けるマイナスがプラスになるのかを、アニメサザエさんに出てくる波平の力を借りて説明したいと思います。

 

波平はいまは髪の毛が1本ですが、当然髪の毛がふさふさの時期があったはずです。

 

では、現時点で波平の髪が3本だったとしましょう。

f:id:mathteacher-greeenpease:20170821183321p:image←今日の波平の姿

 

 そして、波平の髪は1日2本ずつ抜けていくとしましょう。

 

そうすると、明日の波平の髪の毛の本数はどうなるでしょうか。

 

(−2)本 × 1日 = −2本

 つまり2本髪が抜けます。

f:id:mathteacher-greeenpease:20170821183719p:image←明日の波平の姿

 

ここからが本題です。

では、きのうの波平の姿はどうなるでしょうか、、

1日2本抜けているので、昨日は髪が今日よりも2本多いはずです。

 

これを計算で求めてみると

昨日は今日を基準すれば、−1日と表すことができるので

 

(−2)本 × (−1)日 = 2本

今日よりも2本髪が多かったことを表します。

f:id:mathteacher-greeenpease:20170821184511p:image←昨日の波平の姿

 

この計算結果が、−2のようにマイナスになってしまうと、昨日は今日よりも髪が2本少ないことになってしまうので、話と矛盾してしまいます。

 

よって、マイナス掛けるマイナスはプラスとならなくてはいけないのです。

 

厳密な説明ではないですが、少しは納得できるかな、、